子供の成長

小さいころ
「お母さん、大好き」
「ぼくのお嫁さんにしてあげる」
「ぼくがお母さんを守るよ」
「いっしょに寝て」
「抱っこして」

反抗期
「クソババァ」
「メシ、いられねえ」
「ふざけんな」
「死ね」

相談ごとに、言葉使いの変化の
相談が出てくる。
「変わってしまった」
「傷つく言葉ばかり」
「まともに会話が続かない」

子供に聴くと、
「話しを聴いてくれず、すぐに怒る」
「理解してくれない」
「叱るばかり」
「信用してくれない」

親子の隔たりに、信用が消えていく。

「あなたが変わりなさい」では、
関係は変わらない。

あなたは、
家族とどんな関係でいたいですか?
どのような状態が理想ですか?
理想を実現するには、
あなたは何をすれば良いでしょうか?

ある相談者と10年ぶりぐらいに
ばったりと出会った。

当時の相談は、息子さんのこと。
ケンカばかりして、
夜も遅くまで遊んでいると。
注意すると、悲しくなるような
悪態ばかり!
もう、どう声をかけていいか、、、、
というような相談だったかと思う。

「お元気ですか?息子さんは?」

「先生、来月、息子が結婚するんです。」

なんとも言えないぐらいに、
嬉しさが伝わってくる。

「その息子がね、先生、、、
お母さん、産んでくれてありがとうっていうんです」

親も子も、お互いに成長している。
ちょっとしたボタンのかけ違い。

親は愛するが故に心配が、
違い形であわれてしまう。

子供は成長するが故に、
未来の不安と興味に、理解を求める。

少し、見守れたら。
少し、話が聞けたら。
少し、許せたら。

お互いに歩み寄れないものだろうか。

お互いに成長しているのだから。

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